感想日記

カウンター
  • トップへ
  • はじめに
  • 過去ログ
本サイトへ
管理画面へ


ジャンル問わず、何がしかについての感想を書きます。ネタバレご注意です。



 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 BD1巻

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 BD1巻


結構各所で売り切れてるらしい、はまちBDの1巻です。
右がBD1巻、左は特典小説、後ろにあるのは2つを収めるケースです。



BD開けるとこんな感じ。
サントラ同梱のため、ディスクは2枚組。
ディスクレーベルはパッケージイラストで、左面には収録エピソードの紹介。
概ね一般的な装丁です。

ということで注目したいのは特典小説6.25巻。
なかがき含め全151ページという結構なボリュームです。
6.25ということで、文化祭の後のお話が見れます。感想は後ほど。


#1「こうして彼らのまちがった青春が始まる。」

アニメ版第一話です。
私はこのアニメを二話から見始めたので、一話は初見でした。
何この新鮮なきもち。まぁ原作は読み込んであるけど。


テレビ版を見てから一話を見ると新鮮なのは、やはりヒッキーと雪ノ下の立場関係の違い。
とにかくヒッキーが目を合わせない!

この頃のヒッキーは中学時代のたび重なる失敗から
・積極的に他人と関わるのはやめよう
・ましてかわいい女子相手なんて冗談じゃない、勘違いしちゃうだろ
と思っています。

そりゃあ目合わせられないわ。

雪ノ下は雪ノ下で、原作やアニメの最新話と見比べると、
かなり排他的で、他人に自分へと踏み込ませまいとする拒絶の壁があります。

「あなたのそういう、弱さを肯定してしまうところ。嫌いだわ」
とは12話との対比ですね。
長らく付き合って互いのことをきちんと知ることで
「弱さを肯定してしまうところ、嫌いではないけど」
となるわけです。

12話分付き合うことで、雪ノ下がヒッキーの見えにくいけど良いところに気付いた、というね。
ヒッキーを轢いたのが雪ノ下家のリムジンであることを隠していたことと重ねて、
「あなたのことなんて、知らなかったもの」
というセリフにすべてが集約されているというね。
「でも今はあなたを知っている」というね!

12話の感想だコレ。



奉仕部最初の依頼は由比ヶ浜のクッキー制作指南。
私はエプロン姿のヒッキーも見たかった…。





思えばこの時点から、由比ヶ浜の雪ノ下特効は始まっていた…。
珍しく2コマ目みたいな表情しちゃう雪ノ下。
これはこれで、ヒッキー相手にはしないであろう表情です。

こうして由比ヶ浜というカンフル剤が入ることで
奉仕部という形の第一段階が出来上がったって感じです。

・ヒッキーの偽悪的だけど根っこは優しいところ
・雪ノ下の我が強いけど真摯な人間には優しいところ
を前面に出した1話らしいエピソードでした。



オーディオコメンタリー

ヒッキー役の江口拓也さんと、雪ノ下役の早見沙織さんの二人でコメンタリーです。

昨今よくある「アニメを背景にして関係ないプライベートトークするようなコメンタリー」ではなく、
きちんと作品に関連のある話で会話を組み立てる良いコメンタリーでした。

OPの好きなところ語りとか、
メインキャストはドラマCDから一緒なので現場が和やかで、とか
ここのセリフこだわってましたよね!とか
雪ノ下が何故猫が好きなのか考察とか
誰にも見られてないところだけど由比ヶ浜のクッキーきちんと食べてるところが優しいよね!とか

ヒッキーは口悪いけど、その悪さをしっかりと自覚した上で
相手が傷ついても言わなきゃいけないところでは黙らずにきちんと言って、
それでヒッキー自身が傷ついちゃってね
とかキャスト陣がキャラクターを読み込んでる感じが聞いててとても好感です。

作品好きな人ほど楽しめるコメンタリーになってました。
久々に良いコメンタリー聞いた!



映像特典






ノンテロップのOPとED。
どっかPCの壁紙にでもしようかな。
EDのイラスト途中から変わりましたけど、このヒッキーめちゃくちゃかっこいいよね…。






PVでは1話に登場するキャラクターの紹介カットなんかも。
平塚先生の紹介文がひどい
結婚できないことを気にしてるアラサーもいるんですよ!

あとは各種CMなんか。
新番組告知でヒッキーがひたすら罵倒されててちょっと吹いた。
PVでも罵倒されてた。



イベント映像


すいません時間の都合で見れていません。
というかアニメのイベント映像ってよく収録されてるけど、
見て楽しいものになっている印象があまりないんですよね。

それはそうと江口さん超かわいい
女子二人よりも江口さんの方がかわいいんじゃないですかねこれ
こんな子が福山潤の女声にDTを弄ばれていたというのか…。


サウンドトラック

実を言うと、はまちはあんま印象的なBGMが無い…気がしていた。
バトルアニメ的な、定番で流れる盛り上がる曲が出てくるような作品じゃないしね。
きちんと劇伴として背景を飾っていたという言い方もできますが。

そんな中も
・奉仕部活動日誌01
・青春ラブコメの神様
・きっと彼女は。
・とつかわいい♪
あたりは耳馴染みがあって良い感じでした。
サントラ聴きこんでからアニメ見直すとまた違った感想が出そうです。

特典小説 6.25巻

今回の特典の本命でした。
原作者描きおろしの新規エピソードということでね、
そりゃ期待するよ。

そして期待どおり、いつもの奉仕部が見られる話でした!

文化祭を経て以降、ヒッキーの立場は微妙なわけです。
クラスに居場所がないのです。
あ、それは元々無いのか。

それに引き換え奉仕部ではね!
ちょっと気持ちに自覚的になった雪ノ下も、
自分から攻めていくことを決めた由比ヶ浜も、
ヒッキーと色々とイチャイチャしようとするんですよ!
嫉妬もするんですよ!
ヒッキーが平塚先生とちょいちょいメールしてると知って!

まぁその辺は買って読んで欲しい。

「ごめんなさいね、引き出物くん」
「ゆきのん、その間違い方は無理があるよ!?」
「そうだ、俺はそんなにハッピーな存在じゃない」
っていうやりとりが好きです。
仲良すぎでしょこの3人!

後半からはめぐり先輩(生徒会長の人)も交えて
体育祭をどう盛り上げればいいか、という話になってきます。
アニメ13話のエピソードの裏側を書く、ということらしいです。

あの相模も出てきます。
なんかまたボロクソになりそうな予感で今から続きが楽しみです。

そう、以下続刊なんですよこれ。
相模が一個地雷踏み抜いたところで終わるので
もう続きが気になって仕方ないです。



ということで、はまちBD1巻でした。
1巻だけあって諸々特典がてんこ盛りで、軽く取り上げるだけでも結構大変だねこりゃ。
もちろんファンとしてはてんこ盛りな方が嬉しいわけですが。

2巻は材木座やさいちゃんも出ますので何としても買います。
特にさいちゃんのために!
あのきらきら輝く天使をBD画質で見るために!
スポンサーサイト

 

はまちBD1巻買ってきた



ヨドバシカメラ貴様ァアアアーーーーー!

言ったよ!
レジでタイトルを申し付けたよ!

そして噛んだよ!
店員さんは察してソフト取ってくれたよ!!111




アニメ1話は見逃してたし特典小説もサントラも楽しみです。
見終わったらレビュー書きます。

 

LBX ミネルバ改

LBX ミネルバ改



なんというか、本当に気まぐれなんですけど。

ダンボール戦機は1期の最初の4話くらいであんまハマれなくて見なくなっちゃったんですが、
話の区切りがついたみたいだったのでウォーズからは見始めてます。
学園とロボットバトルの塩梅がすごい上手くて、キッズ向けホビーアニメのお手本みたいに面白いです。

で、LBX組みたい!と思って
何故か買ってきたのがミネルバ改でした。

これまでもいくつか、ロクに設定知らないまま組んだりはしてましたが。
パンドラと、HFジ・エンペラーくらいかな。
どっちも動いてるところを見たことありませんが!

横に広い体型の機体が多い中、ストライダーフレームの機体は皆スマートでかっこいいですよね!
あとこいつは拳が武器というのがすごいツボ。
バンシィのアームドアーマーVNみたいな、こういう拳を覆う形の武装が好きです。



というわけで組んでみました。
可動範囲が結構狭いので、取れるポーズはかなり限定されます。
あと仮組みなのでパーツはパチンと言うまではめていません。

が、そもそものスタイルの良さとデザインのかっこよさも相まって、
軽く構えて立ってるだけでかなり絵になります。

拳の武器は完全に固定されていて、取り外せたりはしません。
しかも関節のポリキャップが丸軸でなく長方形軸なので回転もできません。
おかげで更にポーズの幅が狭くなってしまうことに…。

足の接地性もあまり良くなくて、少し足を開かせると足が浮いてしまいます。
そもそも足首が無いので無理もないのですが。

ただ、そんなことも気にならないくらいマジかっこいいです。
正直棒立ちしてるだけでもかっこいいです。


量販店で700円という価格帯の割に、合わせ目がかなり少ないです。
白いラインの部分が合わせ目です。
前面から見て気になるのは頭の推進器くらい。

背中は真正面に合わせ目が来てしまいますが、
まぁ背中向けて飾ることもないしいいかな。



ちょっとしたポーズで締め。
スタンドが無いのでポーズが本当とれない…。
でもいいんです。
このでかい拳を構えるだけでかっこいい…。


ということでミネルバ改でした。

可動範囲狭いってボロクソに言いましたが、本当に立ってるだけでかっこいいんです。
パーツ分割も綺麗で、塗装もかなり楽そうです。
きちんとゲート処理して塗装できたらもっかい写真撮ろうかな。

 

神のみぞ知るセカイ22巻買ってきた



秋葉原のゲーマーズで購入。
サンデーサポーターショップでもあったそうで、スミレのポストカードもついてました。
そしてみなみちゃんのカードも!

私は神のみヒロインでみなみちゃんが一番好きです。
何なら今から女神付きになってもいいよってくらい好きです。

別ショップ特典の檜や七香も好きなんですけどね。
みなみちゃんはちょっと特別好きなので抗いようがなかった。

特典は普通の、ポストカード的な厚紙に印刷されたもの。
単行本に挟めるサイズなので、栞に使うことができます。


初回版にはかのんちゃんが主役のOVAが同梱。
その代わり3000円と結構お高くなります。

OVA一本ついてと思えばそう高くもないのか?
いい加減この手の特典もBDにしてほしいところではありますが。
もうこの手の需要に請求する客層は皆BDドライブかPS3持ってるよ多分…。


まぁ中身はまだ見てないので、あとで再度レビューでもしようかなと思います。
とここまで書いて気付いたけど、天理編後編のレビューしてないな…。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 4巻

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 4巻


さぁ、本格的にテーマに寄り添ったストーリーとなっていく契機の4巻です。
表紙はイチャイチャしている比企谷兄妹。
仲良すぎだろこの二人…


テーマ、って私が勝手に言ってるところなのですが、
それについてはこの巻で平塚先生が言っている
「最低にいるからこそ、どん底にいる人間に寄り添えるのかもしれない」
というセリフをもって、それであると考えています。

3巻までは割とラブコメの線に乗っかった、ヒッキーのクズっぷりとストーリー展開だったのですが、
この巻からはヒッキーにしか救えない人を救う話という路線が色濃くなっていきます。

それと並行して際立っていくのが、
ヒッキーと葉山隼人の相反する考え方の構図でしょうか。

今巻に登場する鶴見留美は、悪意によってグループから孤立した存在。
リア充で善性に満ち溢れた人間である葉山は、
皆と馴染めるように自分から声をかけ、留美を話題の中心にしようとします。

それに対して、ヒッキーと雪ノ下の見解は一瞬で一致する。
いわく「悪手である」と。
このぼっちの共感ぶりにキュンキュンくる。


他人からの悪意を一身に浴びて生きてきたヒッキーと雪ノ下は、
葉山のやり方ではむしろ悪意を助長させることしかできないことを知っています。
特に皆から好感的に受け入れられている葉山にかまわれることは、一層留美を追い詰めます。

葉山は決して悪い人間ではないのですが、
人の善性を信じている人間であり、留美のいる汚い環境を正確に把握できていません。
人が困っていたら力を貸すのが葉山という人間ですが、
今回ばかりはその善性までもが留美を傷つけてしまう状態。

それに対して、最低の方法で留美を救うことを提案するヒッキー。
複雑に絡み合った人間関係を一日で解決に導くことはまず不可能です。
ならば、とその人間関係を壊してしまう作戦を提案します。
どっちが主人公だ。


ここ結構大事な要素でして。
葉山たちが状況の解決として「仲直りさせる方法」を模索していたのに対して、
ヒッキーは「いじめられなくなる方法」を提案するのです。
マイナスをプラスにしよう、ではなく、
マイナスをゼロにしよう、という考え方。

作中でも言っているとおり、ヒッキーは孤独そのものを否定しません。
これは今後も本編でたまに出てくるヒッキーの基本スタンスですね。

孤独で居ることは決して悪いことじゃない。
俺が悪いんじゃない、世界が悪いんだという言い訳は間違っているが、
だからと言ってまるっきり間違いきっているわけでもない。
世界が間違っていることだってある。
それに立ち向かえというのは強者の理論だ。

このヒッキーの弱者の目線に立った理屈というのは、
多分これこそ留美が触れて、目覚めるべきだった理屈なんでしょう。

もちろん理想を言うなら葉山の言うとおり、仲直りできれば最善です。
でも最善というものは必ずしも尽くせるものではない。
それを尽くせる環境が無い、力が無い人はいっぱいいます。
そんな人達を救えるのは、多分ヒッキーの理屈なのです。

最終的に留美は孤立こそしたままであるものの、
虐めからは開放されます。

更に最後に留美が取ったある行動を受けて、
ヒッキーは「そのうちグループ内で再び留美が会話できるようになるかも」とまで見ています。
これはヒッキーの力ではなく、留美の行動が起こした結果。
このヒッキーの気付きがアニメでカットされたのはもったいなかった。

関係をゼロにしようとしたヒッキーの作戦に対して、
留美が自分で行動したことにより、プラスに転じる芽まで見えてきます。
それが最終的にどうなるかは、やっぱり留美次第なのですが。


このエピソードから、ヒッキーの目線と葉山の目線の違いというのは
下手するとラブコメ要素以上にこの作品のメインファクターとなっていきます。

「やっぱり、比企谷くんとは仲良くできなかっただろうな」
という葉山のセリフ。
葉山の過去は今も原作で明らかにはなっていませんが、
葉山はヒッキーの力を認めつつも、ヒッキーのやり方を否定しています。

ヒキタニ君という呼び方が意図的だったとここで明らかになるわけで。
ヒッキーの存在のどこかに好ましくないものを感じていて、
善性に満ちていると思っていた葉山にもそういう感情があるんだ、とヒッキーも気付くのです。
これは海老名さんも鼻血吹くわ。

作品が一人称視点であることから、
葉山に踏み込まないヒッキーの視点からでは、葉山のことはそう多く知ることはできません。
それは今後少しずつ互いを知っていく中で、読者も理解を共有していくのですが。
一人称視点ということを上手く活かした、素晴らしい構成だと思います。


私は今のところこの4巻の話が一番好きですね。
ここまで一個も語ってないですが、この巻はラブコメディ描写もとても多いんですよ。

さいちゃんがヒッキーの隣に座りたがったり、
さいちゃんがヒッキーの股間まじまじと見たり、
さいちゃんがヒッキーと一緒の部屋で寝たり。

やっぱさいちゃんだな。


次の5巻はさいちゃんが表紙!
歯ブラシ加えてたり、多分寝起きなのかな、
超セクシーな格好で表紙を飾っています!
再びさいちゃんとのデート話もあるので、さいちゃんファンは5巻単品でも買うべし。
というのは次回お話します。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 3巻

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 3巻


3巻通常版のお話です。
はい、通常版と初回版両方買いました。
だって通常版買った後に初回版見つけたんだもん…。
こっちはアニメイトで買ったので透明カバー付きです。

表紙はマフラーを巻いて体育座りする雪ノ下。
この巻くらいから挿絵のぽんかん⑧神の絵が急激に上手くなっている気がします。
そして雪ノ下の制服マフラー推しもここからスタート。
現在最高潮は6巻表紙か。


ストーリーは前の巻、ヒッキーが由比ヶ浜から距離を取ったところから。

この頃のヒッキーは過去ダサい告白をしては振られていたり、
ヒキガヤ菌だのオタガヤ君だのといじめられていた頃の経験などから

1:自分に好意を抱く女の子が居るわけがない
2:由比ヶ浜のそれらしい態度はイタい自分の勘違いに違いない
3:由比ヶ浜のそれらしい態度の理由付けになる要因(犬を助けて怪我したこと)が見つかった
4:よってこれまでの由比ヶ浜の態度は自分への同情心から来るものであり、好意なんてやっぱり勘違いだ


という最低の理論武装をして己を守っている状態。

由比ヶ浜の犬は助けたけれど、それは誰でもできることであって
それでもし好意を持たれたとしても、それは比企谷八幡の本質ではなく
誰でもできる行為をしたのがたまたま比企谷八幡だっただけだ。
だから由比ヶ浜の好意は間違っている。

という建前が実に高二病。
ヒッキーは自分という人間の本質を見てほしいという願望がやたら強いです。
リア充どもの上辺だけの付き合い(と思って見てる)に嫌悪してきた積み重ねのせいでしょうか。


さて、
期待をしなければ傷つくこともないというのが、
ヒッキーの基本理念です。

そして他人に期待しないヒッキーは、由比ヶ浜の気持ちも考えません。
自分が由比ヶ浜から離れたことが、由比ヶ浜にとっても最善の選択であると思っています。
自分みたいなぼっちとは関わらないようにして、クラスの上位カーストの連中と居るのが最善と本気で思っています。

しょうがない!
ヒッキーは人間関係における経験値がマイナス方向に振り切れてるからしょうがないんです!

そんな状況をよろしくないと思った平塚先生の発破もあり、
3巻は雪ノ下と協力して由比ヶ浜を連れ戻すための方策を練る話…かなあ。
基本は
「せめて由比ヶ浜の誕生日をお祝いして、その時考えていることを伝えて、戻ってくれると嬉しいな」
という線です。

アニメは完全に由比ヶ浜との物語になるよう再構成されてましたが、
あれって結構カットにカットが加わってるんですよね。
原作はかなりストーリーラインが違っていまして、実は材木座がほぼメインクラスの出番持ってたりするのです。

そして何より、さいちゃんとのデート話があるのです。

由比ヶ浜とのストーリーに関わりのないところとは言え、
アニメでさいちゃんデートが仕分けられてしまったのはとても惜しい…。
材木座は…どっちでも…。


というわけでさいちゃんとのデートの話をしよう!



か、可愛すぎる…
天上が遣わした神の子すぎる…

アニメや現在の原作でのさいちゃんとはちょっと趣が違いますが、
この長めの髪がぼさっとした感じのさいちゃんが私はとても好きです。
本当、もうマジで好きです。
これはヒッキーが夢中になるのもわかる…

こんな可愛いのにジャージ着てて部活頑張ってるとか
そういう男の子してる部分も含めてすごい…良いよね…
しかもいい匂いするらしいぜ…ヒッキーが嗅いでそう言ってた…
何この主人公きもい…

あとヒッキー半目もきもい…


この話のさいちゃんはね…本当にいい子なんですよ…
由比ヶ浜と離れて、実は本人も気付かないうちに元気を無くしていたヒッキーを見て、
元気付けようと思って、さいちゃんからヒッキーを遊びに誘う話なんですよ…

この作品でこんな善性に溢れた子はさいちゃんだけなんですよ…。
本当、何この癒しオーラ。
本を通してさいちゃんの優しさが読者に伝わってくる。
ついでに汗と制汗剤の香りとか漂ってくる単行本できないですかね。
さいちゃんの香りつき単行本とか10億部くらい売れんじゃねえの。


というわけでやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3巻でした。


いやさいちゃんの話しかしてねえし。
さいちゃんの話はこんどしっかり時間をとってしましょう。


アニメで編集された関係で消えたもう一つのシーンが、小町とのデートシーンです。
この兄弟動物好きすぎるので東京わんにゃんショーというイベントに二人きりで行きます。
そして全力で発揮される雪ノ下の猫好き属性。

ついでに雪ノ下とゲーセンデートしたりもします。
ヒッキーの最低なテクニックで雪ノ下にぬいぐるみを取ってあげたり、と
これもアニメでカットされたのが惜しすぎる…。


そしてイベント会場のトリミングゾーンで由比ヶ浜とも遭遇。
アニメでは「誕生日プレゼントを買おう」→「由比ヶ浜とも遭遇して付き合ってると誤解される」→「陽乃と遭遇」、
原作では「イベントに行く」→「由比ヶ浜と遭遇して付き合ってると誤解される」→「プレゼントを買いに行く」→「陽乃と遭遇」、
という流れです。
イベントがカットされた分、要素をつまんで
わんにゃんショーとプレゼントを買う話をひとまとめに再編集した感じですね。


そんな3巻で一番活躍するのはヒッキーの妹の小町。

小町はすごいいい子でお兄ちゃん好きな、
その上でラノベ界では珍しい、ガチで兄と結婚しようとか思ってない健全な妹です。
お兄ちゃんが最後まで独り身だったら、小町が責任とって
介護施設にいれてあげるよ!とか実に中3の妹って感じがして良いです。

たまに軽口で兄にアピールしたりするけど、ヒッキーもよくそういう冗談言うしね。
小町は兄と性格似てるんですよーとはぼーなすとらっくの言。
ヒロインと兄をくっつけようとしたりする感じが実に頼もしい。

由比ヶ浜の誕生日プレゼント買うときも、
気を利かせてヒッキーと雪ノ下を二人きりにしたりね。


このエピソードの大事なポイントは、
普段あんな調子のヒッキーと雪ノ下が、
由比ヶ浜のために協調を見せるってところだと思うんですよね。

二人共由比ヶ浜のこと好きじゃんってこととか、
買い物を通してヒッキーと雪ノ下が互いのことをもうちょっと深く知ったりとか。

本編のスタンダートとなる奉仕部の構図はこの3巻をもって完成した気がします。


ちなみに原作ではヒッキーと雪ノ下が付き合ってるという誤解の解消は
廊下を移動中に会話の流れでさらっと解消されます。
この誤解展開は必要だったのだろうか…。

現段階では
雪ノ下との関係は恋ではない、
由比ヶ浜との関係は恋かもしれない、って区分だったんだろうか。


ということで、
「彼と彼女の始まりが終わる」というサブタイトルのとおり、
感覚的には第一章・完といったところでしょうか。

4巻からは葉山が本格的にストーリーに絡んできたり、と
ヒッキーを取り巻く環境が少し大きくなります。
その分ヒッキーの心労も増えていくんですけどね…。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 3巻限定版

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 3巻限定版



なんか、今更になってもまだ本屋に置いてあったので買ってきました。
初版2011年末だよゲーマーズすごい。

さて、アニメよりずっと前に制作されたドラマCD版ですが、
キャストはアニメと全く同じ(というかアニメがこのドラマCDと同じ)です。

なんでも原作者自らキャスティングしたそうで、
さいちゃんに小松未可子を当てたそのセンスを私は称賛したい。
ヒーローマンいいよね…。

ぼやきの多いヒッキーに江口拓也、
冷感系毒舌美人な雪ノ下に早見沙織、
言わずもがなの東山奈央、一番鬱陶しい材木座に檜山修之など
このキャスト陣の安定感というか、イメージぴったり感はやはり原作者キャスティングゆえか。



さて、CDの内容は通常版の巻末にも収録されている「ぼーなすとらっく」と同様、
由比ヶ浜の誕生日を祝う話です。
というか順番が逆で、CDの文字起こし版がぼーなすとらっく。
書き起こしの際にはヒッキーの独白を中心に、結構情報量が増えてましたね。

あとは由比ヶ浜、雪ノ下の二人が歌うキャラソンですね。
バースデーを祝う歌で、割とかっこいい系の歌です。
こればっかりは聞いてくれとしか言えないですが。



包装を開けると由比ヶ浜の尻とキャスト表が。
イラストは3巻の口絵にあるものと一緒ですね。


開くと、CDと歌詞カード。
CDレーベルは限定版表紙のイラストですね。

ドラマCDの中身はまぁ、3巻を読んだ人なら通常版を買った人も知っているでしょう。
先述のとおり、メインキャラのみんなで集まって、カラオケボックスで由比ヶ浜の誕生日を祝う話です。

ヒッキーが会話の流れで誤魔化して由比ヶ浜のことを名前で読んだり、
雪ノ下がヒッキーのこと小さい声で褒めたり、
この作品にしては珍しく本当に青春ラブコメしています。
そして何より戸塚がかわいい。

こちら結構しっかり中身の詰まったドラマCDになっていまして、
キャラソン含めてなんと合計1時間以上の結構長尺なドラマCDです。
単行本の特典としてはかなりきちんと作りこんである印象です。

驚くのは、キャスト陣の演じ方が今のアニメとほとんど変わらないところですかね。
すごい安定感。
由比ヶ浜の声がアニメよりちょっとふわふわしてて、頭悪そうでビッチっぽいなーって感じはします。むしろ妙技。
ビッチ言うなし。

あとは、アニメでカットされがちなパロディネタがしっかり入ってるところですかね。
「セロリが好きだったり多くを求めたりなっちゃうよな」とか
平塚先生の「衝撃のファーストブリッドォー!」とか
材木座の「ディバイディングッドライバーーーー!」とか。
よく音源化できたなこれ特に最初の。

さて、全体的に賑やかで皆がわいわいやる話なだけあって、
聞いていてすごい楽なのがこのCD最大の特徴でしょうか。
アニメのコメディパートだけずっと楽しんでいられるような、そんな感じ。
ストーリー性の高い話だと、どうしても1回聞いたらそれ以降の楽しさが減衰しちゃうしね。
聞きながら、賑やかなその空間に浸れる感じがとても良いです。
会話劇だけあってテンポいいしね。

あとはやっぱりさいちゃんが可愛いんですよね…
もう、本当最高のキャスティングに最高の芝居に最高のセリフだよありがとうございました。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 2巻

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 2


この照り返しを何とかしたいけど、
照明にトレス紙でも貼り付ければいいんだろうか。
さすがにブログにのっける写真用にレフ板用意するのはないよね。

2巻です。
ぼっち系青春してないラブコメしてない…なんていうのこのジャンル…。
ラブコメする気あるの由比ヶ浜さんしかいないんだけど…。

さて、この2巻には大雑把にわけて2つのエピソードと次巻へのフリの3章立てとなっています。
あと冒頭にショートエピソードが2点。


・こうして由比ヶ浜結衣は勉強することにした。

 ガハマさんはばかだな
 という話。
 照れながらヒッキーのメアド聞くガハマさんはかわいい。
 
 「うぅ…あたしだけバカキャラだなんて…」
 「そんなことないわ、由比ヶ浜さん」
 「ゆ、ゆきのん!」
 「あなたは真性のバカよ」

 という会話がすごいいちゃいちゃしてて好きです。
 アニメで聞きたかったなーこれ。


・きっと、比企谷小町は大きくなったらお兄ちゃんと結婚する。と俺は思っている。

 小町の名前を冠している割に出番はほとんど無いのだけれど。
 次の、ひいては次の次の話へのフリのような話。

 ドリンクバー知らないゆきのんがかわいい。
 ヒッキーに先を譲って使い方チェックしたりかわいい。


・いつでも葉山隼人は整えている。

 アニメ4話でもやった、チェーンメールのお話。
 話の内容的には何より、葉山とヒッキーが互いにきちんと知り合う話。

 そして葉山というキャラクターの根幹でもある
 「いい奴だけど、どうしても見えていない部分がある」
 「その見えていない部分だけがちゃんと見えてるヒッキー」
 というお話。

 この話で積み立てた描写は4巻のエピソードで一旦形になるわけですが。
 イケメンを放置してゆきのんとヒッキーが通じあってる様が少し心地良い。
 本当、悪いやつじゃないんだけどね…。


・いろいろあって川崎沙希は拗ねている。

 登場した割にいまいち出番のないヒロイン「川崎 沙希」が登場します。
 ヒッキー・ゆきのんとは違う路線のぼっちキャラです。
 といっても自発的に排他的なのであって、友達いないわけではなさそうだけど。

 これもヒッキーのこすい性格(錬金術詐欺)のおかげで解決したお話。
 話の軸自体は普通の悩み解決なのですが、
 見どころはむしろ、それを通して掘り下げられるキャラクターのお話かなあ。

 ゆきのんの実家の話が少し出たり、
 ヒッキーが小町大好きなのがバリバリ全面に出てたり、
 さいちゃんがメイド服着せられそうになって拗ねたり、
 萌えポイントの多い話です。

 特にヒッキーと腕を組むゆきのんと、
 ヒッキーが助けてくれなかったことに怒るさいちゃんの2シーンは本当かわいい。
 ガード不可。
 むしろノーガードで読むべき。

 肝心の川崎さんはこの後しばらく出番ないけど…。
 そして再登場したときにはヒッキーに顔も名前も忘れられているという。
 ヒッキーちょっとひどいよ。


・またしても、比企谷八幡は元来た道へ引き返す。

 次の話へのフリなのでショートエピソードなのだけれど、
 2巻最大のぼっちエピソード。
 ヒッキーは本当もう!もう!しょうがないな!っていう話。

 なんでラブコメで、主人公がヒロインと距離を取ろうとするの!
 好意を全部自分の中で同情に置換しちゃうの!
 ヒッキーは護身完成しすぎだよ!

 ヒッキーのバリアはちょっとリア充と女子への防御力が高すぎる。
 そして小町とさいちゃんはそのバリア素通りである。
 だからこの二人のどちらかエンドが今のところ一番可能性高そうで。
 やはり俺の青春ラブコメはまちがっているという話。



2巻は2つの事件を通してキャラの掘り下げをしつつ、
その事件はヒッキーにしか解決できない事件だったという話。

恐らく本編通してのテーマになるのですが、
「どん底にいる人間でないと救えない人がいる」という話の前哨戦的なエピソードですね。
この「ぼっちを全肯定はしないけど、そう簡単に否定するもんでもないよ」というこの作品のスタンスが好きです。

ヒッキーの性質がストーリーにもラブコメにも程よく作用していて、
やっぱりきちんと考えて作られてるなあという感想が出ます。

でもこれリアル中学生の頃に呼んでたら自分色々こじらせただろうなあと思うので
大人になってからこの作品と出会えてよかったです。
本当。
マジで。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。漫画版

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(個人的)強化月間みたいになってますが。

さてこの作品、何故か漫画版が2種出ています。
普通のコミカライズ版である「@comic」と、
アニメのコミカライズ版らしい「妄言録」の2種。

店舗特典目当てで2冊とも買ってきたので軽くレビューを。


その前にざっと特典の話。
今回は2冊ともゲーマーズで買いました。
他にも色々な店舗で特典が出ていますが、刊行の早かった「妄言録」はもう特典の終了してるところもあるそうです。
アキバのゲーマーズではまだもらえました。



まず「妄言録」1巻特典のブックカバー。
世にも珍しい笑顔の雪ノ下さんです。

ゲーマーズはよく特典にブックカバーつけてくれますね。
普段の例に漏れず、ポリプロピレンコート?のつるつるした、ちょっと厚みのあるカバーです。
いわゆる一般的な漫画の表紙的な手触りのやつ。
安っぽくなくて良いです。



こちらは「@comic」の特典色紙。
世の特典つける人は「色紙」と言って厚紙にカラーイラスト印刷するのもうやめましょう。
「ポストカード」と何か違うのかこれ。

お察しの通りペラ一枚のカラー絵です。
まぁペラい方が、そのまま漫画に挟んで華やかな栞ってことにできたりするので便利ではあるんですが。

他にとらでは雪ノ下のクリアファイルが配布されてたりするのですが、
こっちのガハマさんが可愛かったのでペラ一枚とわかっていてもゲーマーズ買いに。
雪ノ下ではこの凹凸は出ないしね…。
この色紙はコミックスと一緒にシュリンクされてるので、店員に特典の在庫を聞かずに済む親切仕様でした。


加えて、ゲーマーズでは現在本作関連書籍を買うと1冊ごとにキャラクターカードのランダム配布をしてまして。


さいちゃんのカードきたぁあああああああアーーーー!
イラスト、文面ともに原作小説にあるものをまとめただけのカードですが本望です。
「ん」と「う」を抜いたらホモです。



もう一枚のカードは小町。
小町も好きなキャラクターなので嬉しい。かわいい。
特技の「兄の世話」というのが小町的にポイント高い。

カードは普通の厚紙に印刷されたものです。
ランダム配布で1冊1枚ってところを考えると妥当か。
上でも書きましたけど、こういうのは栞にしたりして、実用性も高いので便利です。
本に挟んでおけばなくさないし折れたりしないしね。



さてそろそろ漫画本編の話。
と言っても何なのですが。

内容はほとんど一緒でした。


まずは「@comic」の方。

 
絵があまり上手くないです。
作者の人は初連載だそうで、キャラの顔がいまいち安定していない。
コマによって顔が違ったりします。


ただ「コメディタッチにコミカライズ」に嘘はなく、
ギャグ要素は上手く拾っている感じ。
なんかボンボン系の雰囲気を感じるけど気のせいだろうか。

絵の好みは人によるので一概には言えないのですが、
安定感は無い…かなあ。
大事なシーンは丁寧に描いていて好感が持てるのですが。

収録しているエピソードは材木座のラノベ感想会まで。
さいちゃんは最後のページにワンカットだけ出てます。



続いて「妄言録」


絵の綺麗さではダントツでこっちでしょう。
さいちゃんが可愛いからわかる。
ガハマさん見切れた。

こちらの作者は何作か連載を重ねたイラストレーターだそうで、
作画の安定感は抜群です。
スクエニ系の絵だなあと思ってたらスクエニ系の人だった。


ヒッキーの顔立ちが中々端正です。目はきちんと死んでます。


絵が綺麗なだけあって、やはり女性陣に目が惹かれます。
よりによってガハマさん曇ってるシーンだけど。
ヒッキーは頑張ったよ…。
ちなみにアニメ版のヒッキーは廊下側、壁際の席ですが、
漫画版のヒッキーは窓際の席です。

こちらはテニスの試合が始まって、雪ノ下が参戦するまで。
そもそも分厚くて収録話数が多いのでこちらの方が話は進んでいます。


まとめ

「@comic」が少年漫画的な漫画の作り方してるのに対して、
「妄言録」はいわゆるアニメ作品のコミカライズしてるって感じです。
伝わるだろうかこの表現…。

先述したとおり絵の安定感は「妄言録」の方がずっと上なのですが、
こちらは漫画として若干淡白なので、
賑やかな、雑多な楽しさを求めるなら「@comic」の方がいいかも。

読者の嗜好に合わせて選べるような感じになってますが、
基本ストーリーは全く一緒なので、買うならどっちかで良い感じですね。
「妄言録」のアニメを下敷きにした、というところも
少なくとも現状どこがどうなってアニメ下敷きになってるのかわかりませんし。
エピソードのつまみ方?

どちらかのコミカライズで、短編オリジナルストーリーとかやって欲しかったなあ。
原作を追うコミカライズと、オリジナル路線のコミカライズとか定番だと思うんですけどね。
奉仕部が生徒から依頼を受けるって構図上、いくらでもオリジナルできそうだし。

海老名さんの依頼で葉山とホモ臭いポーズ取らされるヒッキーとか。
見たい。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 1巻

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

はい、現在アニメで放送中のぼっち系ラブコメです。
最初は私も「うへーこういう長文タイトルものって手に取る気にもならないわ」と思っていたのですがね。
アニメ見てね。
膝にさいちゃんを受けてしまいましてね。


この照れ顔


膝を揃えた座り方、ヒッキーとの距離の近さ


天使のような笑顔


たまに怒るところもかわいい


可愛すぎるだろこれ男の子なんだぜ

いきなりアニメの話から入ってしまいましたが、
とにかくこの子「戸塚彩加」が可愛すぎて耐えられませんでした。
即日原作5巻まで買ってきた(5巻は表紙がめちゃ可愛い戸塚です)。


さて、いわゆる「男の娘」キャラというのはいくつかパターンがあって

・メインヒロイン型:女子に羨まれるくらいかわいい。敵なし。主人公は彼にドギマギさせられるパターン
・サブヒロイン型:本筋にヒロインとなる女子が居るパターン。好意を向けても主人公からは基本ネタ扱いされる
・主人公型:主人公が男の娘というパターン。サブキャラやヒロインが男前になる
・男友達型:ヒロインとしてのアピールをしないパターン。主人公とはあくまで友達。この場合読者が勝手に盛り上がる

というのが昨今のラノベやゲームに於けるスタンダードかと思います [要出典]

メインヒロイン型にはプラナス・ガールの藍川絆ストップ!ひばりくんの大空ひばりなど。
サブヒロイン型はもうめちゃ多いですが、這いよれ!ニャル子さんのハス太はぴねす!の渡良瀬準など。
主人公型には乙女はお姉さまに恋してるの宮小路瑞穂や妃宮千早ハヤテのごとく!の綾崎ハヤテなど。
そして男友達型にはバカとテストと召喚獣の木下秀吉や、本作の戸塚彩加がおります。

私はこのうち「男友達型」がとびきり好きなんですね。

その魅力は、あらゆるラブコメイベントを「男友達だから」という理由で気軽に起こせてしまうところにあります。
例えばメインヒロインが主人公とデートをする、ということにもなれば、それは基本一大事です。
恋が進展したり昔の男が出てきたり、あるいは不良に絡まれたり。
いずれにせよ読者にとって「これは何かイベントが起こる前フリなんだな」と思われます。

それが男の娘だとどうだ。
ちょっと学校帰りに一緒にご飯食べにいったり、修学旅行で一緒の部屋になったり、一緒に風呂入ったり、
これが女子だったらもうカップル成立だよねっていうことをバンバンやってくるのです。
だって友達だもの。男同士だもの。変な意味ないもの。

男友達だから恋愛にはならない。
互いにその前提があるからこそ気さくにイチャイチャできる!
友達同士にしかありえないその距離の近さが良いのです!
ヒロインだとできないことを一足飛びにやってのけるそのフットワーク!
でも顔は間違いなく可愛い!
私はホモではない!


例えば秀吉は作中皆から女子扱いされます。自分の性別について勘違いしてるんです!とか言われます。
秀吉は自分を男扱いして欲しくて、わざとじじむさい喋り方をしたり、ワシは男じゃ!と必死にアピールします。
その一方で、明久(主人公)にお姫様みたいな扱いをされると照れに照れたり、
ここぞってところで男・非ヒロイン扱いされるとプチ嫉妬を起こして明久と子供を作ったりします。
かわいい!

戸塚も作中、男らしくありたいと思っています。自分がテニスうまくなれば、きっと部員たちもやる気を出してくれる、と
朝練昼練放課後部活と熱心なトレーニングを積みます。
その一方でヒッキーに名前呼ばれて顔とろけさせたり、
かわいいって言われて「嬉しいけど…困る…」とか呟いたり。
可愛すぎる…

そして一番のかわいいポイント。
二人共「主人公と友だちであること」に特別な感情を抱いているのです。
自分を含めて「みんな」というくくり方をされてすごい喜んだりするのです。
この友達同士にしかない無二の感情が読者の心をくすぐる!

そのキャラクターが男であれば男の、
女であれば女の役どころというのがあるのですが
男の娘はその両方の美味しいところを一気に掴めるポジションなんですね。
つまり普通のキャラと比べて魅力2倍。
勝てるわけがない。
一気に原作5冊買ってきたのも不可抗力なのです。

なんの話だっけ




そうだ、1巻の話です。

まずあらすじを語っておきましょう。
死んだ目で日々を一人ぼっちで過ごす主人公「比企谷・八幡」はある日担任に連れられて、
同じく孤高のぼっちである美少女「雪ノ下・雪乃」のいる「奉仕部」という部活に連れて行かれます。
半ば強制的に活動を共にすることになった二人のぼっちから始まるラブコメディ。

そんな感じ。

読者に近い目線に寄せよう寄せようと粉骨砕身する昨今のラノベ業界、
一時期はオタクキャラを盛り込んで読者好きのする会話をさせるのが流行りましたが、
本作はその一歩先を行って「友達がロクに居ない」ところをスタート地点に設定しています。

本作最大の特徴は「なんだかんだ言ってヒロインと仲良くならない」という点。

奉仕部で活動していく過程にあって、八幡は段々と知り合いが増えていきます。
ビッチ風だけどいい奴の由比ヶ浜由衣や上で熱く語った戸塚彩加、クールな冷笑家だけど家族想いな川崎沙希など。
でも唯一戸塚相手にデレデレするくらいで、他のヒロインとは距離を取りたがります。

それは相手の厳しい毒舌が原因だったり、その優しさが同情や冗談半分の悪戯なんじゃと勝手に穿って見たりなど。
ちょっと3歩分くらい評価を上げるイベントが起きると、自発的に4歩下がるのです。

オメーなんだかんだ言ってヒロインとイチャコラしてるじゃねえか、という主人公が多い昨今、
八幡のこの姿勢にはとても好感が持てます。
俺にやさしい女子なんて、イジメの一環か罰ゲームに決まってるだろ。
いやそれもないか、イジメの対象にさえならないぼっちだからな。誰も俺のこと知らないし。

みたいな感じ。

波長の合わない人にとっては、多分見てるだけでイライラする主人公なのですが、
これが同調してしまうともう駄目。
オメーさっさとヒロインと仲良くなれよ!という目線にスイッチしてしまいます。
ヒロイン目線で主人公攻略するギャルゲー欲しいくらい。
さいちゃんがベリーイージーモードで、
ガハマさんはヘルモードってくらい厳しい展開になるんだろうなあ。


さて、そんな偽悪的なぼっち主人公の話です。

文章はとても読みやすいものになっていると思います。主人公の一人称視点。
主人公の自虐的独白文がとても多いので、話の中身自体はそれほど多くないのですが、
その分ぱらぱらとガンガン読み進められます。

そして本作の大事なポイントとして「悪人がいない」というのがあります。
主人公に大きな欠点があるタイプの作品の場合、
その対となる、欠点の正反対の長所を持った「敵」役がいるもので、
本作にも対となるリア充は出てくるのですが、彼は悪意を持ってないんですね。

というかどちらかと言うと、主人公側が悪というか、間違ってる側というか。
コードギアス的視点が近いでしょうか。
主人公だから応援してるけど、間違ってるのはこっちだけど、いいじゃん間違ってて。みたいな応援の仕方。

後は序盤やたら絡んでくる優美子(自分のこと「あーし」って呼ぶ人)か。
あのウザさはちょっと腹パンしたくなるくらいですが、いっそ鼻の骨折ってやりたいくらいですが、
見てればわかりますが悪いやつではないんですよ困ったことに。
アニメ4話あたり、テニスの話の後もガハマさんと友達続けてるのを見るとわかるかと思います。
あ、でも自己中なクソ女であることは間違いないです。


基本的に「主人公のスタンスが正しいものではない」ことを前提に進むおかげなのですが、
鬱陶しい「敵」キャラの方が正しいんですよね。
ただ八幡が言っていたように、彼らは持たざるものの視線を持ってません。
その視線がわかる人には、この作品はドストライクかと思います。

ということで、1巻はテニスの話まで。
とにかく読みやすい、かつ表面的に見て感じるよりもずっと考えられた作品です。

こういう設定にしたおかげでここは読みやすくなってるんだな、とか
ここでこういう行動させることで主人公が嫌いにはなれなくなるんだな、とか、
そういう意味では読み甲斐のある作品かもしれません。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS「八幡×戸塚」

 なんというか、もう戸塚と出会ってから随分と経つものだが、そして出会ってから今日まで、殆どの時間を一緒に過ごしてきたのだが、戸塚はどうも男子というものを勘違いしている気がする。というか、男というものに過敏になっている気がする。
 例えば一緒に銭湯に行った時。腰に手を当てて牛乳一気飲みするのが夢だったらしく、たまたま牛乳が売り切れていたのをひどく悔しがっていた。一方俺は風呂あがりにも関わらずMAXコーヒーで喉を甘く潤していた。
 例えば二人きりで旅行に行った日の夜。男同士の旅行では猥談をするものだと思っていたらしく(そう間違ってもいないんだが)、戸塚の方から下ネタを振ってきたのだ。
 俺はといえば、戸塚の口から下品な言葉が出てくるという現実に興奮していたら鼻血が出ていたようで、結局猥談どころではなくなってしまった。戸塚は俺の鼻の穴にティッシュを詰めてくれた。
「ご、ごめん…八幡、こういうの苦手だったかな…?」
 なんか戸塚の中で、俺のイメージがやたらピュアな方に傾いた気がする。違う、俺はお前に興奮していただけなんだ、とはさすがに言えなかった。
 そんな戸塚の勘違いのひとつが「風呂あがりにあまり体を拭かない」というものだ。
 一体どんな漫画で見たのかわからないが、戸塚の中では男たるもの、風呂あがりは水滴のひとつふたつ、扇風機の風で飛ばして乾かすものだと思っているらしい。
 プールや銭湯でやるのならまだいいが、自宅でそれをされると脱衣所がべしゃべしゃになるので勘弁して欲しい。
 そんなわけで、いつからか風呂あがり、戸塚の体や頭を拭くのは俺の仕事になってしまったのだった。
 今日も今日とて、もう何度目になったか知れない戸塚の体を拭く時間。相変わらずこいつの首周りは女の子よりも女の子のように細くて、少し指を滑らせれば肉の向こうにあるはずの骨の感触まで伝わってきそうだ。
 なので滑らせてみた。鎖骨の上に、指を。
「ひょっ、んぁ、ちょっ―――八幡っ!」
 相当くすぐったかったらしい。くすぐられたくらいで色っぽい声しやがって。
 そのまま脇腹でも突いてやろうかと思うが、さすがにこれ以上やると逮捕されてしまいそうな気がする。誰に、と聞かれれば、まずは最近の俺と戸塚の距離感をやたら気にしている小町にだろうか。
 もしそんなことになれば、そのまま即雪ノ下たちに5秒で密告され、お縄だ。あいつらなら本気でやりかねない。
「八幡?どうしたの」
 お前にいたずらしていたら逮捕される妄想をしていたんだ、とはこれまた言えない。適当に笑顔でごまかして、まだしとどに濡れている髪をタオルで拭ってやる。
 戸塚の髪はショートヘアではあるが、髪の量がそこそこに多く、またやわらかい毛質をしているだけに拭くのが結構大変だ。中途半端にしておくと毛の中で群れて汗になったり、毛が傷んでしまう。
「ねぇ、八幡もういいよ。十分乾いたって」
 焦れたのか、戸塚は俺の手から逃げ出してしまう。これもいつものことだった。俺がやたらとしっかり拭おうとして、戸塚はやたら適当に自然乾燥させたがるのだ。そんな調子でどうやってこれまでそのキューティクル保ってきたんだ。教えてくれ。
 戸塚はお気に入りのヘアバンドで、毛の一番多いところを持ち上げる。タオル地のヘアバンドは濡れた髪も汗も、全て吸い取って発散してくれる。
「ありがと、八幡。ほら、行こ?」
 笑顔に礼の一つで、日々の面倒も吹っ飛ぶ。こういうのも惚れた弱みというのだろうか。言うんだろうな。
 そして戸塚は脱衣所の扉を開こうとして。
 ふらっ、と。
「…あ、れっ?」
「彩加っ!」
 うちの脱衣所が狭くて、本当に良かった。
 とっさに伸ばした俺の手はなんとか無事に、後ろ向きに倒れこむ彩加の背中を捉えることが出来た。風呂あがりの暖かい体が、俺の右腕にのしかかっている。
「湯あたりでもしたんだろ。あんま長風呂するなって言ってるだろ」
「…体、冷やせないし」
 長風呂、サウナあたりにも戸塚はこだわりを見せていた。なんでもサウナは30分以上は入っていないと駄目だ、とか、お風呂は42度以上、とか。

「もう身重なんだから、あんま無茶すんな」

 それは、そういう意味だ。
 彩加の体は、もう彩加一人だけのものではない。彩加と、お腹の子と、こう言ってしまうのは非常に照れるし恥ずかしいし体力を使うのだが、俺の。



「は、八幡って時々恥ずかしいこと言うよね…」
「ん?」
 彩加がすごい照れている。顔の赤さは風呂あがりのせいというだけではないだろう。
「…もしかして、口に出てたか、今の…」
「うん」
 …なんだろうなこういうの。本心なんだけど、口から出した途端に陳腐化することってあるよな。正論を求めない空気とか、秘めてこそな言葉とか、口にしないならそんな言葉、何のためにあるんだろうって思う。
 けどまあ、やっぱなんというか。でもさ。
「八幡、照れてるでしょ」
 …頭の中がぐるぐるになっていることくらい、彩加にはお見通しのようだった。
 俺と彩加の、どこか間違った青春ラブコメは今日も続く。

 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。