感想日記

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ジャンル問わず、何がしかについての感想を書きます。ネタバレご注意です。



 

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 1巻

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

はい、現在アニメで放送中のぼっち系ラブコメです。
最初は私も「うへーこういう長文タイトルものって手に取る気にもならないわ」と思っていたのですがね。
アニメ見てね。
膝にさいちゃんを受けてしまいましてね。


この照れ顔


膝を揃えた座り方、ヒッキーとの距離の近さ


天使のような笑顔


たまに怒るところもかわいい


可愛すぎるだろこれ男の子なんだぜ

いきなりアニメの話から入ってしまいましたが、
とにかくこの子「戸塚彩加」が可愛すぎて耐えられませんでした。
即日原作5巻まで買ってきた(5巻は表紙がめちゃ可愛い戸塚です)。


さて、いわゆる「男の娘」キャラというのはいくつかパターンがあって

・メインヒロイン型:女子に羨まれるくらいかわいい。敵なし。主人公は彼にドギマギさせられるパターン
・サブヒロイン型:本筋にヒロインとなる女子が居るパターン。好意を向けても主人公からは基本ネタ扱いされる
・主人公型:主人公が男の娘というパターン。サブキャラやヒロインが男前になる
・男友達型:ヒロインとしてのアピールをしないパターン。主人公とはあくまで友達。この場合読者が勝手に盛り上がる

というのが昨今のラノベやゲームに於けるスタンダードかと思います [要出典]

メインヒロイン型にはプラナス・ガールの藍川絆ストップ!ひばりくんの大空ひばりなど。
サブヒロイン型はもうめちゃ多いですが、這いよれ!ニャル子さんのハス太はぴねす!の渡良瀬準など。
主人公型には乙女はお姉さまに恋してるの宮小路瑞穂や妃宮千早ハヤテのごとく!の綾崎ハヤテなど。
そして男友達型にはバカとテストと召喚獣の木下秀吉や、本作の戸塚彩加がおります。

私はこのうち「男友達型」がとびきり好きなんですね。

その魅力は、あらゆるラブコメイベントを「男友達だから」という理由で気軽に起こせてしまうところにあります。
例えばメインヒロインが主人公とデートをする、ということにもなれば、それは基本一大事です。
恋が進展したり昔の男が出てきたり、あるいは不良に絡まれたり。
いずれにせよ読者にとって「これは何かイベントが起こる前フリなんだな」と思われます。

それが男の娘だとどうだ。
ちょっと学校帰りに一緒にご飯食べにいったり、修学旅行で一緒の部屋になったり、一緒に風呂入ったり、
これが女子だったらもうカップル成立だよねっていうことをバンバンやってくるのです。
だって友達だもの。男同士だもの。変な意味ないもの。

男友達だから恋愛にはならない。
互いにその前提があるからこそ気さくにイチャイチャできる!
友達同士にしかありえないその距離の近さが良いのです!
ヒロインだとできないことを一足飛びにやってのけるそのフットワーク!
でも顔は間違いなく可愛い!
私はホモではない!


例えば秀吉は作中皆から女子扱いされます。自分の性別について勘違いしてるんです!とか言われます。
秀吉は自分を男扱いして欲しくて、わざとじじむさい喋り方をしたり、ワシは男じゃ!と必死にアピールします。
その一方で、明久(主人公)にお姫様みたいな扱いをされると照れに照れたり、
ここぞってところで男・非ヒロイン扱いされるとプチ嫉妬を起こして明久と子供を作ったりします。
かわいい!

戸塚も作中、男らしくありたいと思っています。自分がテニスうまくなれば、きっと部員たちもやる気を出してくれる、と
朝練昼練放課後部活と熱心なトレーニングを積みます。
その一方でヒッキーに名前呼ばれて顔とろけさせたり、
かわいいって言われて「嬉しいけど…困る…」とか呟いたり。
可愛すぎる…

そして一番のかわいいポイント。
二人共「主人公と友だちであること」に特別な感情を抱いているのです。
自分を含めて「みんな」というくくり方をされてすごい喜んだりするのです。
この友達同士にしかない無二の感情が読者の心をくすぐる!

そのキャラクターが男であれば男の、
女であれば女の役どころというのがあるのですが
男の娘はその両方の美味しいところを一気に掴めるポジションなんですね。
つまり普通のキャラと比べて魅力2倍。
勝てるわけがない。
一気に原作5冊買ってきたのも不可抗力なのです。

なんの話だっけ




そうだ、1巻の話です。

まずあらすじを語っておきましょう。
死んだ目で日々を一人ぼっちで過ごす主人公「比企谷・八幡」はある日担任に連れられて、
同じく孤高のぼっちである美少女「雪ノ下・雪乃」のいる「奉仕部」という部活に連れて行かれます。
半ば強制的に活動を共にすることになった二人のぼっちから始まるラブコメディ。

そんな感じ。

読者に近い目線に寄せよう寄せようと粉骨砕身する昨今のラノベ業界、
一時期はオタクキャラを盛り込んで読者好きのする会話をさせるのが流行りましたが、
本作はその一歩先を行って「友達がロクに居ない」ところをスタート地点に設定しています。

本作最大の特徴は「なんだかんだ言ってヒロインと仲良くならない」という点。

奉仕部で活動していく過程にあって、八幡は段々と知り合いが増えていきます。
ビッチ風だけどいい奴の由比ヶ浜由衣や上で熱く語った戸塚彩加、クールな冷笑家だけど家族想いな川崎沙希など。
でも唯一戸塚相手にデレデレするくらいで、他のヒロインとは距離を取りたがります。

それは相手の厳しい毒舌が原因だったり、その優しさが同情や冗談半分の悪戯なんじゃと勝手に穿って見たりなど。
ちょっと3歩分くらい評価を上げるイベントが起きると、自発的に4歩下がるのです。

オメーなんだかんだ言ってヒロインとイチャコラしてるじゃねえか、という主人公が多い昨今、
八幡のこの姿勢にはとても好感が持てます。
俺にやさしい女子なんて、イジメの一環か罰ゲームに決まってるだろ。
いやそれもないか、イジメの対象にさえならないぼっちだからな。誰も俺のこと知らないし。

みたいな感じ。

波長の合わない人にとっては、多分見てるだけでイライラする主人公なのですが、
これが同調してしまうともう駄目。
オメーさっさとヒロインと仲良くなれよ!という目線にスイッチしてしまいます。
ヒロイン目線で主人公攻略するギャルゲー欲しいくらい。
さいちゃんがベリーイージーモードで、
ガハマさんはヘルモードってくらい厳しい展開になるんだろうなあ。


さて、そんな偽悪的なぼっち主人公の話です。

文章はとても読みやすいものになっていると思います。主人公の一人称視点。
主人公の自虐的独白文がとても多いので、話の中身自体はそれほど多くないのですが、
その分ぱらぱらとガンガン読み進められます。

そして本作の大事なポイントとして「悪人がいない」というのがあります。
主人公に大きな欠点があるタイプの作品の場合、
その対となる、欠点の正反対の長所を持った「敵」役がいるもので、
本作にも対となるリア充は出てくるのですが、彼は悪意を持ってないんですね。

というかどちらかと言うと、主人公側が悪というか、間違ってる側というか。
コードギアス的視点が近いでしょうか。
主人公だから応援してるけど、間違ってるのはこっちだけど、いいじゃん間違ってて。みたいな応援の仕方。

後は序盤やたら絡んでくる優美子(自分のこと「あーし」って呼ぶ人)か。
あのウザさはちょっと腹パンしたくなるくらいですが、いっそ鼻の骨折ってやりたいくらいですが、
見てればわかりますが悪いやつではないんですよ困ったことに。
アニメ4話あたり、テニスの話の後もガハマさんと友達続けてるのを見るとわかるかと思います。
あ、でも自己中なクソ女であることは間違いないです。


基本的に「主人公のスタンスが正しいものではない」ことを前提に進むおかげなのですが、
鬱陶しい「敵」キャラの方が正しいんですよね。
ただ八幡が言っていたように、彼らは持たざるものの視線を持ってません。
その視線がわかる人には、この作品はドストライクかと思います。

ということで、1巻はテニスの話まで。
とにかく読みやすい、かつ表面的に見て感じるよりもずっと考えられた作品です。

こういう設定にしたおかげでここは読みやすくなってるんだな、とか
ここでこういう行動させることで主人公が嫌いにはなれなくなるんだな、とか、
そういう意味では読み甲斐のある作品かもしれません。

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